煙の玩具66

 久しぶりの更新です。そして、リアルタイムです。今日、買いに行き、買ってきたパイプのことについて書きます。

 僕は今まで、自分の持っている HANSEN のパイプで一番美しい1本は、煙の玩具20で紹介した、牛角で継いだパイプだと思っていました。そして、これは HANSEN の中でも、もしかしたら、珍しい部類に入るのではないか、とも勝手に考えていました。

 ところが、現実は全然違っていました。ある方がアメリカから10本以上持ち帰ったパイプの中の実に3本がこのタイプだったのです。

 その方はそれらのパイプにリーズナブルな価格設定をしてくれて、僕が月に一本ずつ購入するという条件を快く承諾してくれました。これによって、僕は1年間、安定した HANSEN のパイプの供給を受けることができるようになりました。そして、今日、僕は一時金が支給されていたので、最初の3本を選んで購入しました。どれも、牛角で継がれたパイプです。そして、この1本は、今まで僕が1本しか持っていなかったシッター(セッター)でした。

 当たり前のようにストレートグレインで、埋めなど一箇所もなく、カットされた底面にはバーズアイが詰まっています。おんぶと言えば抱っこになってしまいますが、底面をスパッと切ってあるため、僕の好きな流体的な雰囲気を持つパイプではありません。それでも美しい。並べられた HANSEN のパイプの中で、一番先に目を奪ったパイプが、この1本だったのでした。