煙の玩具67

 これも、本日、購入したパイプ3本の中の1本です。

 手にとったときにはため息がもれました。このパイプの美しさは煙の玩具20に引けをとりません。20に似ているのですが、曲線を廃した、すとーんとまっすぐな雰囲気が異なります。ちょっと厳つくて挑戦的なシェイプです。

 ひと目見て「買おう」と思いました。これが、オークションに出されたパイプだったら、僕は最後の最後まで胃の痛みに苦しんだでしょう。やっぱり、お店から買うのは楽です。しかも、値段は僕が想像していた金額の半分ほどでした。

“美の十傑”の順位を組み替えなければいけないかもしれません。堂々として美しいこの1本は、これから僕の心の支えになってくれるパイプでしょう。こんなパイプが、ひょいと目の前に現われる。パイプはやっぱり、やめられない趣味です。