煙の玩具32

 これは、知人の友人から譲られた Hansen のロバットです。この工房は、ずいぶんといろいろなロバットを作っていますね。可愛らしいパイプであり、まず、外れる要素はないので「具合がいいパイプ」の中には入ります。

 ただ、ちょっとバランスを欠くような気がします。作者が、どんなイメージを持っていたのかがわからないのです。たしかに、このパイプのグレインの追い方は素晴らしく、ボウルの部分の柾目なんて文句のつけようがない、完璧なものです。ただ、僕は「ロバットをやるためのロバット」と言えばいいでしょうか。そういった純粋な Hansen のロバットを数本、持っているため、このパイプは使い所で悩むのです。まあ、コンパクトなので、取り回しがいいパイプなのかも知れませんが、まだ家から持ってでたことはありません。

 少し辛めに点をつけてしまいましたが、マシンメイドのパイプの横に置いたりすると圧倒的なグレインによって、小さいパイプなのにすごい存在感があったりもします。