煙の玩具56

 確かに55のパイプは、一年以上ひとりぼっちで、ラックの中で浮いた存在でした。けれども、2011年07月15日、僕が尊敬しているパイプの先輩から「Hansen を譲る」というメールがあり、添付されていた画像を見たとき、僕は驚きました。

 55は独りではなかったのです。“対”となるパイプは、ちゃんといたのです。

 先輩はすぐにパイプを郵送してくれました。こうして、理想的な一対となるもう1本のパイプは、僕の“独りぼっち”と並ぶことになったのでした。

 こちらもグレインが素晴らしい、この1本だけでも自慢できるほどのパイプでした。いいことって、ほんのたまにだけど、あることはあるんですね。